「ふるさと銀河線」活用による都市間鉄道輸送の改善
https://www.jstage.jst.go.jp/article/srs1970/31/1/31_1_131/_article/-char/ja
(2)北まわりルート
藤原(1994)[3]は線路の高規格化・振り子式車輌の導入による石北線の所要時間の短縮を計算している。ここでは旭川一網走間の運転曲線図から,地上設備の改良による速度制限区間の速度向上による表定速度の向上分を求めている。それによれば網走一旭川間での表定速度は,現在の64.5km/hから82.5km/hまで約28%の向上を見込める。その結果北見-札幌間所要時間は3時間34分まで短縮すると予想される。
(3)南まわりルート
現在ふるさと銀河線で最速の列車は,北見一池田間を所要時間2時間20分,平均速度60km/hで走る。これを,北まわりルートとほぼ同じ表定速度である90km/h前後で走行可能にすることを考える。そのためには高規格化により認可最高速度を現行85km/hから130km/hに向上させる必要がある。この速度が可能になれば,ふるさと銀河線区間内の所要時間は約1時間30分となる。また,池田から札幌までのJR区間内は現行の最短時間で運行すると考えると,北見-札幌間は約4時間で結ぶことができる計算になる。
睇返真係幾正...