路面電車の「速度計」つける?つけない?15%・100%など全国で違う設置率 熊本市「すべてに設置」検討へ
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『肌感覚』か『速度計』か 路面電車の設置状況 全国主な10事業者のアンケート一覧 国交相の見解は?
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熊本市電の事故では、追突した電車が「100メートル以内に前の電車がいる場合には時速15キロ以内に減速する」としている国の規則に違反した可能性があります。
法律などでは路面電車に速度計の設置を義務付けていません。しかし、今回の事故で追突した電車には速度計が付いていなかったことから、熊本市の大西一史(おおにし かずふみ)市長は3日、すべての電車へ速度計の設置を検討すると表明しています。
■大臣 「国家資格で技能を定期的に確認している」
一方、中野大臣は4日の閣議後の記者会見で、「路面電車を運転する国家資格では、どの程度の速度で走っているかを速度計を見ずに認識する技能や、前との距離を認識する技能が備わっていることを定期的に確認している」として、現状の制度を追認する見解を示しました。
■「路面電車」10事業者と「速度計」の設置状況
【熊本市交通局】約42%(45両中19両)
運転士の肌感覚
【長崎電気軌道】約15%(68両中10両)
運転士の感覚で判断 感覚の維持修正のため速度感養成研修を毎年実施
【鹿児島市電】約54%(55両中30両)
技能教育訓練において、速度観測・制限の訓練を実施 速度の判断ができるようにしている
【広島電鉄】「設置割合は非公表だが、設置していない車両もある」
【富山地方鉄道】約67%(30両中20両)
経験則で判断
【札幌市電】100%(36両)
【函館市電】100%(32両)
【宇都宮ライトレール】100%(17両)
【東京都電 荒川線】100%(33両)
【とさでん交通】非公表