国内初の配合で新たな環境配慮コンクリートを共同開発~副産物利用による資源循環でさらなる環境負荷の低減に寄与します~
https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/nws000001_00072.pdf
1. 開発経緯
・中央新幹線神奈川県駅(仮称)を設置する相模原市では、従来からごみの減量化・資源化を推進しており、市内で発生したごみの処理過程で生成する溶融スラグを、公共工事に有効利用することで、資源循環を促進し、最終処分場の延命化に取り組んでおりました。
・JR東海は、相模原市、神奈川県との連携協力協定に基づき、イノベーション創出促進拠点「FUN+TECH LABO」(以下、Fラボ)を神奈川県駅付近にて運営しており、大成建設はFラボのオフィス利用企業の一つでした。
・Fラボを通じて出会った3者により、新たな環境配慮コンクリートの開発を目指し、共同研究にチャレンジしました。
2.開発した環境配慮コンクリートの特徴と効果(別紙)
・従来のコンクリートの原材料である天然砂に代えて、溶融スラグを有効利用
・新幹線車両及びアルミニウム製品製造時の副産物(水酸化アルミニウム)を刺激剤として活用
・従来のコンクリートと同等の強度と作業性を確保
・【効果】従来のコンクリートと比較して、CO2 排出量を約 80%削減、副産物利用量を約 8 倍に拡大