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なにわ筋線に事業許可 31年開業予定、南海悲願の梅田進出
関西
2019/7/10 11:57
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国土交通省は10日、大阪市中心部を南北に通る新鉄道路線「なにわ筋線」(約7.2キロ)の事業を許可した。2031年春の開業予定。3300億円の巨費を投じるが、この路線に乗り入れる南海電気鉄道は悲願の梅田進出を果たし、JR西日本は関西空港―新大阪間の所要時間を8分程度短縮できる見通し。
なにわ筋線はJR大阪駅北側の再開発地区、うめきた2期地区の地下に新設中の「北梅田駅」(仮称)と南海新今宮駅、JR難波駅を結び、両社の特急や普通列車が関空と直通運転する。
大阪市などが出資する第三セクター「関西高速鉄道」が建設主体となり、南海とJR西日本が線路などの使用料を支払う「上下分離方式」を採用する。事業費3300億円のうち約770億円を国が補助し、大阪府・大阪市がそれぞれ590億円、南海が185億円、JR西日本が145億円を負担。残り1020億円をJRと南海が線路使用料として40年かけて返済する
南海為入梅田駅花費1000億YEN