秋田臨海鉄道が解散(秋田県)(ABS秋田放送)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e751db07ce43ce7bc9ad93e821164e172588b17c
およそ半世紀にわたって秋田港の貨物輸送を担ってきた秋田臨海鉄道が22日、解散しました。レールや踏切などの鉄道設備はすでに撤去されていて、臨海鉄道は名実ともに消滅することになります。
1970年に県や旧国鉄などが出資して誕生した秋田臨海鉄道は秋田港駅を起点に南北あわせて7・9キロの区間で貨物列車を運行してきました。しかし、トラック輸送への移行が進んだことなどから取扱量が減少し、おととし3月に事業を終了していました。
その後、進めてきたレールや踏切など鉄道設備の撤去作業も先月までに終了し、22日の株主総会で会社の解散が正式に決定しました。今後は清算手続きが進められることになりますが負債額が総資産額を上回る債務超過のため、県を含む株主に出資金の5億円は返還されない見通しだということです。