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筑肥線103系「国鉄色」JNRマーク付きで復活、披露イベントも
JR九州は7月12日、筑肥線の電化40周年と福吉~浜崎開業100周年にあわせ。同線の103系電車を国鉄時代のデザインで運行すると発表した。運行開始に先立ち車両基地で有料の披露イベントを開催する。
JNRマーク付きの国鉄色103系1500番台。【画像:JR九州】
国鉄色を復活させるのは103系の3両編成1本。国鉄ロゴマーク(JNRマーク)も再現する。8月8日から筑肥線・筑前前原~唐津と唐津線・唐津~西唐津で運行される。
披露イベントは8月6日、唐津車両センター(西唐津駅から徒歩3分)で実施。国鉄色103系の外観や車内、運転台を見学できる。2部制で各部35人を募集。申込みは予約サイト「STORES」で7月13日9時30分から受け付ける。参加費は9800円。
筑肥線は博多~伊万里を結んでいた非電化路線だったが、1983年に福岡市営地下鉄との相互直通運転を開始。博多~姪浜と虹ノ松原~山本を廃止するとともに唐津~虹ノ松原を開業し、筑肥線・唐津線の姪浜~西唐津が電化開業した。
車両は地下鉄乗り入れに対応するため、103系の改良型(1500番台)として54両(6両編成9本)が新造された。車体は201系電車をベースとし、先頭部は1981年にデビューした105系電車に似た外観で貫通扉を設けるなど、従来の103系とは外観が大きく異なるのが特徴だ。導入当時の外観はスカイブルーをベースにクリーム色の帯を入れ、先頭上部にJNRマークを入れていた。
現在の103系1500番台。【撮影:草町義和】
現在は新型の303系電車や305系電車の導入に伴い地下鉄乗り入れ運用から離脱し、3両編成に短縮。塗装も変更されている。