伊丹空港・神戸空港は通常運用に戻る。ただし国際線は飛べない
既に伊丹空港と神戸空港においては通常の運用に戻っており、関西空港の欠航便の影響によって、ANA・JALの羽田~伊丹線、スカイマークの羽田~神戸線などは混雑をしているが、通常通りの運航に戻っている。ANAやJALについては、5日の国内線航空券については、関西空港発着便を伊丹空港や神戸空港発着便への変更や無手数料での払い戻しが可能となっており、ホームページ上での変更も可能だ。国内移動に関しては、関西国際空港を発着するLCC(格安航空会社)を除いては影響は最小限となっている。ただ、国内線LCC利用者については伊丹空港や神戸空港からLCC便がなく空港振替ができないことから、空港再開までは他の交通機関を考えるしか現状ではないだろう。しかしそれ以上に国際線における影響は大きい。
その理由は関西3空港(関西空港、伊丹空港、神戸空港)の中で国際線が発着できるのは関西空港のみだからだ。昨日もJALのホノルルやロサンゼルスからの関西空港到着便(合計3便)のダイバート(代替空港)先も、伊丹空港の運航が再開された状況であったが、出入国の機能がないことから中部国際空港と福岡空港となった。関西空港が閉鎖された時の国際線の受け皿空港がないことが今回改めて課題となった。1994年の関西空港開港時に伊丹空港の国際線が完全廃止され、神戸空港も関西空港が至近距離にあることから国内線専用空港として2006年に開港した経緯もあり、代替便が両空港を使うことは現行ルールではできない。運用が再開された後、オペレーションが正常に戻った段階で改めて関西3空港の在り方、特に神戸空港の国際化も含めて考えるべきだろう。
大家可以唔洗諗伊丹同神戸救亡做國際線喇
