「100%コロナ前には戻らない」JR北海道が事業計画発表 当初の計画より悪化 217億円の赤字(HTB北海道ニュース)
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f71f3a0b1c8b58b17f12e0f0e0a66b7060133bc
JR北海道は、2023年度の事業計画を発表し、グループ全体の事業活動の連結経常損益が217億円の赤字になると見込んでいることを明らかにしました。
今年度は2019年に策定した「JR北海道グループ中期経営計画2023」の最終年度にあたり、計画では68億円の赤字と見込んでいました。
しかし3日に発表された事業計画では燃料・電気代高騰の影響で80億円コストが増えるなどして、中期計画から149億円ほど悪化した217億円となりました。
会見でJR北海道の綿貫泰之社長は「100%コロナ前の状況には戻らないと想定しているがグループを挙げて収入挽回やコスト削減に取り組み中期計画の数値目標に最大限近づけたい」とコメントしました。
JR北海道は北海道新幹線の札幌延伸に合わせ2030年度の経営自立を目指していますが新幹線の工費増大や工期の遅れなどで先行きは不透明です。
綿貫社長は「目標を現時点で見直すことは考えていない」とし今年中に策定される次の中期経営計画の中でもスピード感を持って対応する姿勢を示しました。